悩んだり迷ったりした時は後悔しない道を選ぶ

悩んだり迷ったりした時は

後悔しない道を選ぶ

2020年度卒
内定先 鳥取県中学校教諭(英語)
学部・学科 人文科学部 実践英語学科
出身校 鳥取県立八頭高等学校

内定先を選んだ理由について教えてください。

英語教員として、地元の鳥取で働きたかったからです。高校卒業後は地元からも比較的近い岡山の就実大学に進学しましたが、就職の際には鳥取に帰ろうと思っていて、教員採用試験は鳥取県のみを受験しました。大学に入学するまでは英語の他に保育の方面にも興味を持っていましたが、大学に入学して実践英語学科で学ぶうちに、英語の教員を目指すようになりました。教員として働いている家族がいるので、少なからずその影響もあったかもしれません。

どんな先生になりたいですか?

生徒たちと正面から向き合い、親身にサポートできる先生を目指しています。英語を教える時もそうですし、それ以外の生活面でも生徒をサポートしていきたいです。私が中学2年生だった時にお世話になった英語の先生のようになるのが目標です。英語が得意だった当時の私は自学ノート作りに励むほど勉強を頑張っていたんです。もっと勉強したくて先生にお願いしたら、補習プリントを毎日一枚くれるようになって。貰ったプリントができたら都度添削までしてもらっていたんです。自分が先生の卵として実習に行くようになって、ただでさえ忙しいのにプラスアルファの対応をしていただいていたその先生の偉大さを改めて感じました。一人ひとりの生徒に丁寧に接することができる、そんな先生に私もなりたいと思っています。

どんな先生になりたいですか?

採用試験を意識し始めた時期はいつからですか?

3年生の3月です。大学で公務員・教員採用試験などの受験対策講座が始まってから、そろそろ勉強をやらないといけないなと思い始めました。学内講座では、外部講師の先生が、冊子をもとに教育原理や教育心理など、試験で出題される内容をピックアップして解説してくださいます。教員採用試験は7月にあったのですが、私が焦り出したのは5月、6月頃だったので、その時に配付された冊子を使って勉強しましたね。本腰を入れてから試験まで数か月しかなかったので、集中して勉強に取り組みました。

採用試験の流れについて教えてください。

試験は鳥取県内の中学校と高校で受けました。一次試験が7月上旬にあって、約1ヵ月後に結果が出ました。一次試験の内容は、筆記試験でした。二次試験は9月上旬にあり、最終合格発表は10月上旬でした。二次試験は、面接と、実技で英会話がありました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、一次試験の内容が二次試験に移動したり、一部の試験がカットされたりするなどの変更がありました。筆記試験は「密」にならないように、一定の距離を保った机で行い、面接も少人数で行いました。オンラインでの試験はありませんでした。

保育・教職支援センターを利用することはありましたか?

願書の作成指導などをお願いしていました。願書に自己推薦文を書く欄があって、何度か添削してもらいました。一度自分で書いたものを見てもらって、「この内容は願書にはあまり適さないから、もう少し違う内容に書き換えてみては?」と丁寧に教えてもらいました。
また、私が実家に帰省していて大学に通えなかった時、センターの方にメールで「こういうことで困っている」と送ったら、その日のうちに返信をくださいました。迅速な対応のおかげで安心できましたし、すごくありがたかったです。
保育・教職支援センター以外では、実践英語学科の教職に関わる先生にも相談しました。私は自分から積極的にお願いするタイプではないのですが、面接練習をする時は先生の方から、「練習やってみないか」と声をかけていただき、気にかけていただいたことが嬉しかったです。

採用試験を意識し始めた時期はいつからですか?
保育・教職支援センターを利用することはありましたか?

就職活動で大切にしたことは何ですか?

大切にしたことというか、気をつけなきゃと思ったことが一つありました。私が二次試験に臨む際に失敗したことなんですが‥‥‥。
試験日に持参しなければならない書類があったにも関わらず、そのことに試験の3日前くらいになってようやく気づいたんです。その時、私は受験のために鳥取の実家に帰省していて。急いで大学に連絡を取って相談し、なんとか間に合ったんです。
事前に確認と準備をすることが大切だと改めて実感したエピソードです。きちんと確認したつもりでも、二度三度と見返すくらいの徹底が必要でした。

これから大学に入学する高校生に伝えたいことはありますか?

私の経験から、「読書」と「迷ったら挑戦してみる」、この二つはやっておいたほうがよいかと思います。読書に関しては、大学1年生、2年生の時は授業が多くてなかなか時間が取れなかったのですが、最近始めてみたら意外と面白くて。もっと早くから読んでおけばよかったなと思いました。大学の図書館は大きいのでぜひ利用してみてください。
迷ったら挑戦してみるというのは、私の場合、大学入学当初は教職課程を履修するかしないかを迷っていました。結果的に履修することを選択したから教員になれたので、最初から諦めるのではなく、まずはトライしてみることが大事だと思います。

これから大学に入学する高校生に伝えたいことはありますか?

最後に、就職活動を控える在学生に向けてメッセージをお願いします。

後悔のない就職活動にしてください。「自分が後悔しないように過ごしたほうがいい」。私が実習に行った先の担任の先生に言われた言葉なんですが、これが今の私のモットーです。採用試験に合格したからよかったものの、受験勉強をする時間は足りませんでした。もっと早く勉強を始めたらよかった。だからこそ皆さんには、後悔しないようにできることは全部やってみてほしいです。

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