第一志望だった企業に
自分の熱意をぶつけました
内定先を選んだ理由について教えてください。
医療事務の職に就きたいという思いがまずありました。私の知り合いに岡山医療生協の組合員さんがいるのですが、その方からいろいろと話を聞いていて、もともと岡山医療生協に良い印象を抱いていました。そこでまずは、企業の説明会に行ってみました。その時に実際に働いている職員の方から職場の環境についての話などいろいろな説明を聞かせてもらいました。さまざまな部署があるため幅広い経験ができることに加え、職員同士の仲が良いことや新人に対する教育制度がしっかりしている点に特に惹かれましたね。私の中では大本命の就職先だったので、履歴書は岡山医療生協にしか出していませんでした。
就職活動を意識し始めた時期はいつからですか?
大学3年生の後期あたりからです。教育学部の場合は教員採用試験に向けて勉強する学生の方が多いですが、私はそんな教育学部の中でも一般就職希望でした。入学する前は、養護教諭になりたいという気持ちと、また同時に心理学も学びたかったので教育心理学科を選びました。就職を意識し始めたのは、他の学部の友人から就職活動の話を聞くたびに焦り始めたのを覚えています。私もとりあえず自己分析から始めてみようという感じでした。
採用試験の流れについて教えてください。
履歴書を提出したのは4年生の4月~5月頃だったと思います。その後に、筆記試験を受けました。筆記試験を通過したら二次試験として面接がありました。面接はとても緊張したので正直あまり覚えていないのですが、学生時代に頑張った、資格取得のための勉強とアルバイトの両立についてアピールしました。その他、志望動機や自分の強みなどを聞かれたと思います。面接官からの問いかけに対して、言葉がバラバラになって話のつじつまが合っているかも自分で分からなくなるくらい緊張しましたね。面接の出来を自分で採点するなら70点くらいでしょうか。ただそれでも、「私はここに入りたい」という思い、熱意は伝えられたと思うのでそこはよかったと思います。
就職活動を振り返ってみてどうでしたか?
やはり新型コロナウイルスによる影響がどんなものかという不安がありました。実際に今年は採用人数を減らしている企業や、そもそも採用を中止している企業もあるという話を聞いていたので、本当に就職できるんだろうかと。そんな中でも、周りでは就職活動解禁となってすぐに内定をもらっている人も出てきて、そこで自分にも火が付きましたね。「やるしかない」と吹っ切れました。就職が決まってからもコロナの不安が消えるわけではなく、医療関係なので家族からも「大丈夫なの?」と心配されたりもするのですが、自分がやりたい仕事なのでその不安を乗り越えて頑張りたいです。
キャリアセンターを利用することはありましたか?
大学の就職ガイダンスを受講しました。キャリアセンターの方の説明を聞いて、お辞儀や面接の仕方などを教わりました。また、就職活動を始める前に、何をすることから始めたらいいのか相談しにキャリアセンターへ行きました。相談に行くことで、就職活動へのやる気が出始めたのを覚えています。ただ、私自身は履歴書の添削や面接の指導を受けておらず、それらは自力で勉強しました。後になってもっと利用しておけばよかったと後悔しています。
就職活動で役に立った学生時代の経験は何ですか?
はじめは養護教諭免許を取得するために履修していた授業でしたが、医療系と心理系、教育系などについて学ぶことができました。さらに医療秘書の資格取得も同時にでき、幅広い勉強ができたことがよかったです。また、医療秘書の授業では、敬語の使い方や目上の方への対応、話し方などを身に付けていたことが活かせたと思います。
高校生の時から今まで同じ飲食店でアルバイトをしていました。お客さんから笑顔がすごく良いねと褒められたことがあって。それが自分の強みだと思い、面接の時には笑顔をしっかり出せるように頑張りました。アルバイトでの経験を通じて知った自分自身の性格、一つのことをやり始めたらずっとやり続けるタイプというか、熱中したらそれに向かって真っすぐ取り組むところもアピールポイントになったのではないかと思います。
これから大学に入学する高校生に伝えたいことはありますか?
大学生は高校生と違って自由な時間が多いので、勉強をしつつ大学生ならではの楽しい思い出を作ってもらえたらと思います。私は児童文化部に所属していましたが、どちらかといえばアルバイトを頑張った大学生活でした。今更ながらもっとサークル活動も積極的にしておけばよかったと思うこともあります。だからこそ、これから入学される方には、後悔の残らないようにより多くの思い出を作ってほしいなと。サークルに入るのもいいと思いますし、大学の勉強をとことん頑張るのでもいいと思うので何か目的を持って取り組んでみてください。
最後に、就職活動を控える在学生に向けてメッセージをお願いします。
就職活動を経験した先輩やキャリアセンターの方からアドバイスをいただいたり、いろんな話を聞いたりすることをお勧めします。私は面接に苦手意識があったので、うまく話せるようになるための練習法や、話し方のポイントなどを聞いておけばよかったと後悔しました。
また、私自身就職活動を意識し始めたのは3年生の後期ですが、意識しただけですぐに行動に移せたわけではありませんでした。結局、4年生になって焦って急いで動き始めたので、すぐに動いていれば安心感があっただろうし、準備もしっかりできただろうなと。そんな経験や思いから、できるだけ早めに自分が興味のある企業を探し始めてもいいのかなと思います。
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