叶えたい理想を見据えて、
最後まで駆け抜けました
内定先を選んだ理由について教えてください。
幼稚園実習をきっかけに、赤磐市の保育の方針や教育環境に強く惹かれたからです。
もともとは私立保育園で保育士になることを視野に入れていました。しかし、保育園実習を経て、実際の保育現場と私の考える保育の在り方に乖離を感じ、「このまま私立を志望していいのだろうか」と思う部分がありました。
その後、赤磐市の幼稚園実習を経験して、園の雰囲気や先生方の保育観に衝撃を受けました。
児童一人ひとりに寄り添い、それぞれに合った目標や狙いのもと教育に携わる在り方が、私が理想とする保育像そのものだったからです。実習中「赤磐市においでよ」と先生方に背中を押されたこともあり、改めて赤磐市に志望を定めました。
保育者になろうと思ったのはいつからですか?
きょうだいがいるほか、親戚が多く、幼い頃から歳の離れた小さな子と接する機会がたくさんありました。自然と年下の子のお世話をするのが楽しくなり、小学校入学前には既に「幼稚園の先生になりたい」と憧れを抱いていたのを覚えています。
成長してからも「子どもたちと接する仕事がしたい」という気持ちは変わらず、そのまま保育者を志す進路に進みました。内定をいただいた今、子ども時代に描いた夢を叶えられたことに大きな喜びを感じています。
教員採用試験を振り返ってどうでしたか?
赤磐市に志望を定めたのが幼稚園実習の後だったので、採用試験を意識したのは3年生の9月に入ってからでした。
昔から勉強が苦手だったこともあり、当初は「試験日まで頑張ることができるだろうか」という不安が大きかったです。それでも「赤磐市で保育者になりたい」という思いを胸に、日々試験対策を進めていきました。成果が目に見えるよう、小さなカレンダーを用意して一日の勉強時間を記入し、モチベーションを高めるよう工夫していました。
保育・教職支援部にもお世話になりました。エントリーシートで自分の思いを上手く文章にできず困っていたのですが、先生が面談のなかで巧みに言葉を引き出してくださり、満足いくものを完成させることができました。面接練習も度々サポートしていただき、日を追うごとに受け答えが上達していくのを実感し、それに伴って自信ももてるようになったと感じます。
長い勉強期間で大変なこともありましたが、同じ夢をもつ初等教育学科の仲間たちと励まし合い、前に進み続けることができました。共に頑張っていける素敵な友人たちと出会えたことに、本当に感謝しています。
大学生活で頑張ったことは何ですか?
act’sの幹部として副代表を務めたことです。
act’sには1年生の頃から所属し、中・四国保育学生研究大会への参加や、地域の学童でのボランティアのほか、子どもたちとのワークショップなどを実施していました。メンバーをまとめる立場として大変なことも多くありましたが、仲間との協力や連携の大切さを学ぶことができ、社会で役立つ力が身についたと感じます。また、活動を通してたくさんの子どもたちと触れ合い、多くの学びを得ることができました。実際に保育現場に立ってからも、act’sでの経験を活かしていきたいと思っています。
※act’s…就実大学教育学部・初等教育学科の学生からなる、教育・保育実践研究グループ。
※中・四国保育学生研究大会…中国・四国地区にある保育士を養成している大学・短大・専門学校などの学生が、日頃の研究成果を発表する大会。
最後に、これから思い描くキャリアについて教えてください。
卒業論文のテーマでジェンダーバイアスについて研究していることもあり、「自分らしさ」を大切にできる保育を目指したいです。まずは子どもたちがお互いの個性を認め合い、尊重できるような雰囲気づくりに努めていこうと考えています。
また、子どもたちと同じ目線で関わりを持ち、「すごいね」「偉いね」といった評価ではなく、「ありがとう」「助かった」と感謝を伝えられる保育者になりたいです。実践的な保育スキルはまだまだ未熟なので、謙虚さを忘れず、日々現場の中で培っていきたいと思います。

