自分らしく力を発揮できる人が受験を成功できます。
高校時代に頑張ったことを教えてください。勉強・部活動・ボランティア・家事 等なんでも結構です。
高校生活の中で、特に部活動に力を入れてきました。吹奏楽部に所属しており、毎日休まず練習を積み重ねて、たくさんの人に楽しい音楽を届けてきました。高校3年生では日本管楽コンテスト全国大会に出場しました。吹奏楽を続けることができたのは、私が表現することに憧れをもっているからです。
私は中学生の時に明誠学院高等学校のコンサートでの演奏を聞いてとても感動しました。なぜ人の記憶に残り、人の心を魅了する音楽ができるのだろうと心を打たれた瞬間、私もそんな演奏がしたいと思いました。高校生になり、高校の吹奏楽で何より大切なのは表現することでした。表現の仕方にはそれぞれあり、同じ部活に所属している仲間が考えた様々な表現を知りました。それでも難しい表現は上手く伝えることができず悩みました。そこで楽曲に対する学びがあれば、表現の幅も楽曲に対する方向性も変わると考え、楽曲の歴史や作詞作曲した人物の歴史、その時代の状況などを調べていきました。そうすることで、楽曲の一つひとつのフレーズに対する感情が生まれ、喜びに溢れた気持ちで演奏したり悲しげに絶望したように演奏したりして、人の心に感動を与える演奏をすることができました。
受験勉強を始めた時期はいつ頃からですか。また受験勉強を始めようと思ったきっかけを教えてください。
受験勉強を始めたのは高校3年生の春でした。それまで部活ばかりで、かなり遅いスタートとなってしまいましたが、周りの友達、家族、先生方に協力していただいたおかげで、無事に合格することができました。また、受験勉強を始めようと思ったきっかけは「表現」についてまだ未知なものということにも気付かされたからです。それは、高校で受けた国語の授業での文化についての話がきっかけです。国語科の先生がマルセル ・デュシャンの「泉」について話をしてくれた時があり、芸術というものに新しい視点を向けようとした試みであったということを先生は説明していました。私は正直、何がどう芸術なのか、芸術に対する新しい視点とは何かと混乱していました。そこから自分でも調べてみて、デュシャンが日常の中で人が無関心なオブジェをあえて選び、それを芸術という「表現」の中と置くことで、どのような反応が生まれるのかということを投げかけた人だということが分かりました。私の芸術に対する考え方が変わり、まだまだ知らないことがあると気付かされました。
あなたが入学した学部・学科を受験した理由を教えてください。
表現文化学科は、2年次から日本文学コース、日本語コース、表現創造コースに分かれることができます。日本文学に魅力を感じており日本文学が好きな私、表現することをさらに突き詰めていきたい私には、ぴったりの学部・学科だと感じました。さらに、就実大学では人前で話す能力を高めていると感じました。そのため、プレゼンテーション能力を高める学びを深く突き詰められると考え表現文化学科を選びました。
受験時の面接で、特に気を付けたことを教えてください。
一番は、堂々とした態度で自分に自信をもって面接に臨むことです。それまでに過去の面接を振り返った資料を見て自分が同じ質問をされたらどう返すかを練習して、高校にいる多くの先生に見てもらったり、あまり接点がない初対面の先生にも見てもらったりして練習を積み重ね、自分に自信をつけました。最初は詰まったり、黙り込んでしまったりたくさん苦い思いを経験しましたが、何度も何度も挑戦することで、力がついて自信をもって堂々とした態度で面接に臨むことができました。
受験を迎えるまでのあなたの意識・志望の変化を時期も併せて具体的に教えてください。
受験勉強を始めたのが遅かったこともあり、最初は全力で受験勉強に取り組んでいましたが、日にちが過ぎるほど不安と緊張に煽られ、受験勉強が上手く行かないこともありました。そんな時は、大学に合格したらどんなことにチャレンジしよう、大学では、どのように過ごそうなど、色々と想像して、大学受験への緊張と不安を和らげました。今の自分とは違った、少し年上の自分自身をイメージして作り上げることで、本番はいつもどおりの素の自分で迎えられました。
受験対策として、おすすめの勉強方法を教えてください。
なんでも前向きでポジティブな方向に考えることです。将来なりたい自分をイメージしながら、自己アピール文や志望動機を書いてみたり、苦手な分野の勉強を自分なりに面白おかしく変換して考えてみたり、好きな分野の勉強にはとことん力を注いでみたり、友達の誰かと競ってみたり。とにかく受験にマイナスなイメージをもたないように、楽しいことを想像しながら、勉強するのが一番の勉強法だと思います。
受験対策として、おすすめの教材・グッズを教えてください。
もし小論文で受験をしようと考えている人は、とにかく本を読むことが最良の教材だと感じます。私は、本を読むことで小論文を書くスピードが上がったと感じています。本を読むといっても様々な本がありますが、特に限定の何か一つのジャンルを読むのではなく、いろんなジャンルの本を読む方がいいと思います。色んな本を読めば、作品の中に出てくる登場人物が参考になったり、その作品を描いた作者の思考が参考になったり、一度にたくさんの知識を頭に入れることができるので、本を読むことがおすすめの教材です。
受験勉強を頑張ってよかったことを教えてください。
将来なりたい自分をきちんとイメージすることができたことで、なりたい自分を追いかける目標ができたことです。今までいい加減に考えていた将来をしっかりとみて、向き合うことで自分に何ができるのか知るきっかけになり、これまで知らなかった世界があることや、知っていたことにまだまだ続きがあると知り、受験勉強は自分自身にもプラスになることばかりで受験のことだけではない、その後についても気づくことができたのが、受験勉強を頑張って良かったことです。
就実大学・就実短期大学に入学してよかったことを教えてください。
就実大学には、岡山でトップクラスの知識をもつ先生方がおられます。就実大学にしかない授業や就実大学にしかいない先生方がたくさんいらっしゃって、私のような何も知らない学生に向けて、授業を通して知識や視野を広げてくださり、毎日充実した生活を送ることができます。学生に与えられた学ぶ環境は十分過ぎるくらい整えられており、何も不自由なく学ぶことができます。多くの学生が在籍する就実大学は、様々な考えや価値観をもった学生がいて、新しい発見もたくさん経験できます。
就実大学・就実短期大学でこれから取り組みたいこと、目指していることを教えてください。
色んなことにチャレンジすることです。以前、キャリアガイダンスというガイダンスを受けた際に講師の先生が「迷ったら挑戦する」というようにおっしゃっていました。就実大学は、なに不自由なく整えられた環境が揃っているので、たとえ失敗してしまったとしても、またチャレンジできるような環境があります。そのため、ガイダンスの先生がおっしゃたように、これからは、「迷ったらチャレンジする」ということを徹底したいと考えています。
これから受験を控える高校生・受験生にメッセージをお願いします。
これから受験を控える高校生・受験生の皆さん、不安と緊張で押しつぶされそうになることもあるかと思いますが、今まで取り組んできたことを自分なりに精一杯受験当日に発揮するのみです。
今からじゃ間に合わない、どうせ無理だからと、諦める一歩前で一度立ち止まって、どうしてその目標ができたのか振り返ってみて諦めるのをやめてみてください。どんな時も前向きで自分らしく力を発揮できる人が受験を成功させることができると思います。ささやかながら応援していますので、頑張ってください。
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