今しかできないことを全力で楽しんで欲しいと思います。
2018年度 入学
人文科学部 表現文化学科 4年生

今しかできないことを全力で楽しんで欲しいと思います。

入試区分 学校推薦選抜(基礎学力型)
出身校 坂出第一高等学校 食物科
高校時代の部活動 陸上部・サッカー部
高校時代の得意科目 国語(現代文)
高校時代の苦手科目 英語

高校時代に頑張ったことを教えてください。勉強・部活動・ボランティア・家事 等なんでも結構です。

高校時代は、日々様々なことに努力していました。
食物科という県内でも珍しい高校に入学し、卒業後に調理師免許が取得できるという特徴がありました。そのため、一般高校の授業と同時に、現場に立てる調理スキルも学んできました。初めは知らないことが多く、失敗も繰り返していましたが、次第に自身で考え挑戦する力が身に付いていたので、とても良い経験だったと感じています。
また、これと同時に3年間陸上部に所属して(高校3年の1年間はサッカー部と兼部して)心身を鍛えてきたことも、今の自分を作ってきた欠かせな経験の1つだと思っています。

 

受験勉強を始めた時期はいつ頃からですか。また受験勉強を始めようと思ったきっかけを教えてください。

本格的に受験勉強を始めたのは、高校3年生の4月。進学希望の大学は高校2年生の冬頃に決定していたのですが、模試を受けるまで特にこれといった受験勉強は行っていませんでした。そのため、きっかけは模試を受けたこと。そして、その結果を見たことです。
国語(現代文)は不安に感じる要素がなかったのですが、英語の成績が非常に悪かったため、このままでは志望した大学に行くことは難しいだろうと思い、受験勉強を開始しました。

受験勉強ですが、1日の勉強時間と1週間の勉強時間を教えてください。

1日2~3時間、週に20時間前後程。平日と休みの日で勉強時間を大きく変えることはありませんでした。

受験勉強で特に注力したことを教えてください。

苦手科目だった英語には、とても力を入れていました。文法や英語特有の語法も苦手だったのですがその中でも特に、英単語を覚えることが苦手で、数日経つと一度覚えていた単語もあやふやになっているレベルでした。そこで、少しでも多くの単語を身につけることができるように、隙間時間を使って単語帳や長文問題の復習などを行い、自分と英語を近い距離に置けるように努力してきました。1日でも時間が空くと定着率が悪かったため、やらない日はないようにもしてきました。

あなたが就実大学・就実短期大学を目指した理由を教えてください。

オープンキャンパスでお話をしていた先生の話がとても面白く、ミニ講義の後にも色々なお話をして非常に満足できたからです。日本語学から日本文学、創作や身体表現などと幅広いジャンルの学習が専門的に行えることや選択するゼミによっては小説を描くことで卒業ができることなど様々な魅力が揃っていました。そして、それらを私自身が真剣に取り組んでみたいと思っていたことが、就実を目指したキッカケとなっています。

受験時の面接で、特に気を付けたことを教えてください。

最低限のマナーを忘れないことは当然として、面接前の準備に特に力を入れてきました。具体的には、よく聞かれる質問に対して、1つ1つ定型文のような回答を用意するのではなく、テーマに関連するキーワードをたくさん集めて、それらを繋ぎ合わせることで様々な質問に答えることができるといったようなものです。また、ある事柄に対して人の意見はどうなのか、その意見と自分の意見は一緒なのか違うのかなど、より具体的な回答をすることも心がけてきました。

受験を迎えるまでのあなたの意識・志望の変化を時期も併せて具体的に教えてください。

高校2年生の春頃から大学という進路を考え始めました。この段階では文系の大学にいきたいといったようなざっくりとした考えしかもっておらず、学習も最低限以上のことは行っていませんでした。しかし、高校2年生の3学期にあった三者面談を迎えるにあたって具体的にどの大学に、どういった方法で受験するのかを考える必要があったときに意識の変化がありました。受験方法を調べたり、必要な科目は何なのかを絞り込んだりすることによって現実的な計画を立てたのが始まりです。その後は、高校3年生になってすぐに模試を受け、結果が出てからは苦手な英語の勉強を毎日必ずするようになりました。今、全体的に振り返ると模試の結果を見た5月頃の意識変化がとても大きかったのではないかと思います。

受験対策として、おススメの勉強方法を教えてください。

受験には必ず苦手な科目があると思うので、その勉強を嫌にならずに集中できる環境や方法を考えるのがおススメだと思っています。これは人によって何がベストか分からないので、一概にこれ!とは言えませんが、僕の場合は集中力が続く時間以上勉強をしない。苦手な科目(僕だと英語)にはしっかりと専門の先生に聞く。勉強を全くやらない日はないようにする。この辺りがやっていて良かったと感じています。

受験対策として、おススメの教材・グッズを教えてください。

おススメの教材は、やはり過去問だと思います。受験する入試区分の過去問を何年分か解いていると、大きな傾向が掴めてきます。また、その過去問の正答率が高いということはその年に受験していれば合格していた、ということにもなると思うので、それで自信がついたと感じています。
グッズに関しては難しいのですが、よく受験に専念するためにといって、ゲームや漫画、アニメに部活といったような娯楽を完全に封印する方がいらっしゃると思うのですが、個人的にはこの抑圧が苦手だったので、これらを封印することはありませんでした。そのため、受験勉強の後に、部活(当時はサッカーの県大会に向けて)をする日々でした。勉強に身が入らなくなるのは良くないですが、我慢するストレスも相当なものだと思うので、受験生には好きなことも同時進行して欲しいなと考えています。

受験時にモチベーションを上げるためのお気に入りグッズがあれば教えてください。

友人と遊びに行く、好きな小説を読む、ゲームをする、部活動をする、オープンキャンパスに行くなど色々なことが受験のモチベーションに繋がったのではないかと感じています。個人的な考えですが、受験に疲れたからコレをするといった特定の行動がなかったからこそ、疲れたときや一踏ん張り必要だったときに好きなことをしてリフレッシュしよう!という気持ちになれました。そんな気がしています。行動を決めると、それ自体も受験勉強の一環みたいに思えてしまうからなのかと今では思っています。

受験勉強を頑張ってよかったことを教えてください。

かねて第一志望だった今の大学に入学できたことです。受験勉強をして解ける問題が増え自信がついていったとはいえ、普通科ではなかったため、心の何処かでは常に周りよりも劣っているのではないかという不安を抱えていました。それに加え、受験に必要な科目には全て面倒を見ていただいた先生がいらしたので、それに応えなくてはならないというプレッシャーも感じていました。
そんな中での合格は今までの努力に対しては十分すぎる結果であり、お世話になった先生方への恩返しにもなったのではないかと思っています。

就実大学・就実短期大学に入学してよかったことを教えてください。

入学前から楽しみにしていた授業や活動の全てが満足のいく形で行えたことだと思います。授業では、今まで学習してこなかった問題が前提となっているものもあり非常に困ったという記憶もありますが、友人に支えられながら理解できるようになった時は学習に対して今まで以上の成果を感じられたことも多くあります。
授業外での活動も、いくつか参加してきましたが、どれも自分にとって貴重な経験となる素晴らしいものだったと思っています。

これから受験を控える高校生・受験生にメッセージをお願いします。

大学受験は、高校生の皆さんにとって人生最大の選択と言っても過言ではないものだと思っています。しかし、ここがゴールというわけではない、というのも事実です。
受験勉強に全力を尽くすことは、非常に素晴らしいと思いますが、その他の今しかできないことを全力で楽しんで欲しいとも思います。
皆さんが、後悔のない楽しい高校生活を充分に送ってから、大学に入学することができるよう心からお祈りしています。

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